さらに高まる「歴史総合」教育の大事さ
ロシアのウクライナ侵略を目の当たりにして、思うことは歴史をちゃんと学ばないと問題解決に向かえないのでは思うのです。つまり欧州各国との複雑な関係とこれまでの歴史をきちんと理解認識してから、今後の対応策を考えることが大事だと思う。
自国と周辺各国との関連性を時系列に認識していることがまずは大前提であると思う。
欧州大陸国に限らず、島国である日本国においても同様である。近現代になれば地球は一体的な関連の動きをますます強めているからでもある。
今回のウクライナ侵略の関連で、ポーランドという国に私は着目している。この国の歴史は、分割と統合を繰り返している。
18世紀に三度にわたって他国に分割された末に消滅(ポーランド分割)、そして123年間にわたり他国の支配下ないし影響下に置かれ続けていた。
その後、第一次世界大戦後の1918年には独立を回復したが、第二次世界大戦時には、ナチス・ドイツとソビエト連邦からの事前交渉を拒否し両国に侵略され、再び国土が分割された。戦後1952年、ポーランド人民共和国として国家主権を復活させた。ただし、ポーランド統一労働者党(共産党)による一党独裁体制であり、ソ連に従属する衛星国であったという歴史がある。
つまりポーランドは、まさにウクライナの現状を我がことのように痛い程よく解かっている国だと思うのである。それゆえに協力支援の重要性を認識している。また、国連での解決力の無さと無力さも痛感しているから、国連改革の必要性も十二分に理解している。
日本の高校での歴史総合もやっと新年度からスタートするという。随分と前から検討はされてはいたが、遅きに失している感は否めない。
これからグローバル社会に生きる若者達には必要なきちんとした歴史教育をして欲しいと切に願うばかりである。
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