もはや8020でなく7020の現実
平均残存歯数という言葉を知ったのはいつの頃だろうか。多分50代過ぎの頃だとおぼろげに思っている。
そして、「8020」と言う言葉もその頃、聞いてはいたとは思う。
昨日、歯科に行き、上の奥歯を抜歯した。今年になってから2本目の抜歯である。これら2本も確か40代後半に義歯治療していたものだ。
私は歯には、小さい頃から自信がなく、不安を抱えていたのである。歯磨きはしていたが、どうも口腔ケアは上手く出来ていなかった。
その結果、55歳に過ぎて下顎全部のインプラント手術を受けた。上顎も不安を抱えていた。ずっと歯科院には通って、お世話になっているが。
そして、70歳にして、遂に7020となってしまった。通常は上下左右で合計28本が基本であるから8本の歯喪失と言うことだ
厚生労働省の令和4年歯科疾患実態調査結果によると、44歳までの1人平均喪失歯数は0.6本で、ほぼすべての歯がそろっている。
そして、45-49歳の段階から喪失歯数が増加しはじめて行くという。
1人あたりの平均残存歯数は、50歳で27本、60歳で26本、70歳で22本、80歳で17本となっている。
なお、80歳で20本以上を持っている人の割合は51.6%。因みに、スェーデンでは、80歳で21.1本(2013年時点)ということらしい。
また60歳代に歯を失いがちということは、60歳代あるいはその前の50歳代における歯のケアが非常に大切ということになるのだが。
しかし、私の喪失歯数の進行速度は、平均よりも早や過ぎる現実と改めて再確認した。
残存歯数の影響は、認知症のリスクも高まるとか短命だとかいわれているが、歯周病菌の口腔ケアには効果的という側面もあるので、一長一短
でもあるとか言われてることで、何とか平静さを保とうとしているが、きちんとした治療と口腔ケアをしておこうと思う日々でもある
最近のコメント