シニアの手習いテニス
昔から60の手習いということで、定年退職後に新たな挑戦がよいと言われていた。
私自身も今までの延長線上のものではなく、新たに違うものをやることが良いとは何となく思ってはいたが、そのきっかけが無かった。
ところが、その出会いは不意にやってきた。昔からいつも私にきっかけを作ってくれる我が長男の一言で、丁度折よく、近くに開校したばかりのNテニススクールに入校することになった。それが3年前の秋のことで、最初はまあ時間もあるからという軽い気分だった。
まずは初心者コースで半年間の導入から始まり、まだ初級コースで色んな基礎練習等をやっている。
それまで球技であるテニスは全くやったことはなかったが、やっているうちにその奥深さに気付いたが、未だに上手くならない。
コーチのアドバイスも時にあるが、今後は自分から課題を見つけ、主体的に取り組まないと上達は見込めないと思い始めたのが昨年からだった。
その間ユーチューブ動画で、私のフィーリングに合ったプロコーチの動画を繰り返し見るようになり、随分と感化を受けた。
そうこうしているうち愚鈍な私にも閃くものがあった。それは、フォームとかの理論の基礎のうえで自分の体で感じて、イメージをもって反復練習して身体で感じることがなにより効果があるということ。つまりは、あの長嶋流の感覚スイングは確かに大事で効果的だと思ったのである。
細かい体の動き方とよりも、迫ってくるボールに対して、感覚的にスー、ドン、パーンとスイングするのが効果的で良い練習だなあ思った。
また、テニスはボールの打球イメージと打ち返されるボールへの位置取り(ポジショニング)も極めて大切だと思えるようになった。
さらに、①正しい打点を常に意識して、そして②ボールの弾道と着地地点イメージを持ちながら、③相手からのリターンボール対処するイメージを持って練習するよう心掛けている。
と言うことで、テニスも単に体だけでなくこんなにも頭も使うものだと知り、シニアにとって改めて良い刺激のあるスポーツだと再認識したのである。
これからは、日頃の試合形式での練習で常に意識して、楽しみながら、次のステップアップコースにチャレンジしたいと思っている。
そんな思いで日々過ごしていると、確かにシニアにとっては新たな手習いは刺激的で心身に良い影響を与えてくれるものだと思った初秋である。











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