『稲妻が輝く瞬間』に市場に居合わせる?
『稲妻が輝く瞬間』に市場に居合わせなければならない」とは、米国公認証券アナリスト協会会長であり、「敗者のゲーム」の著者でチャールズ・エリス氏の言葉である。株式投資の世界で、稲妻が輝く瞬間とは株価急上昇の数日のことらしい。
昨年来の日経平均株価の上昇は、コロナ禍を脱出して、商品価格転嫁や円安で日本輸出企業等の業績もしっかりしたものとなっている。
そこに、新NISAの国内投資資金も追い風なって、新年からは、株価も連騰基調である。
昨年末から主要ネット証券会社5社で新規口座開設も若者を中心に月間で約90万件という報道もある。いよいよ日本も貯蓄から投資の時代に動き出したようだ。その資金規模もも5兆円超だと金融機関は見込んでるようだ。年始からもうすでに1兆円足らずの投資資金が市場に投入されているデータもある。また、外国人投資家も円安と東京証券取引所のアクティビスト?(モノ言う株主)的な活動にも期待して、また日本市場に資金投入を検討しているとか。
そんな株式市場にあって、個人投資家もブームに煽られることなく心して投資すべきと思う。その基本原則は、長期、分散、積立である。
焦って投機に走ることだけは止めるべきだ。夢の上昇相場は僅か7%に過ぎず、あとの93%は単調なものだとの過去75年間の分析結果データがある。
また、「稲妻が輝く瞬間」の上昇相場と対比して、下落相場は「ナイフが落ちて来る瞬間」は過去何百回とあると言う。市場はたった一日で、ドーンという衝撃とともに4%、5%も下落することも、アップダウンを繰り返しながら、週単位で数%下落をし続け、1年で最高値から20%、30%落ちる年もあったという事実。「夢の60ヵ月を逃さないために、パッとしない残りの840ヵ月も(市場の中で)やり過ごす。」覚悟も必要ということらしい。投資はコツコツと煮込み料理のようにやるべしと投資アドバイザーも言っている。この本の後半の「個人投資家のための十戒」も参考にしたいものだ。
時間を味方に出来ないシニア個人投資家の私もこれまでに何度かの失敗した経験から学んだことあるが、また為替や金融知識を少しずつ学んで、マーケットを注視して行こうと思っている。世界経済や新たな時代への動きに興味関心をもって少しずつ勉強してみるのも脳トレになると思っている。
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