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2024年2月 3日

健康寿命なんて曖昧なもの

 最近またネット情報と言うものには、その根拠をよくよくみたら実に曖昧なことをま知った。それが健康寿命というもの。厚労省の言う「健康寿命」の定義というのは、「健康上の問題で日常生活が制限されることなく生活できる期間」の平均年齢とされています。2019(令和元)年の健康寿命は男性72.68歳、女性75.38歳となっている。2001(平成13)年からは、男性の方が女性より健康寿命は延伸していて、男女差も若干縮小していいるらしい。


 しかし、この「健康上の問題で日常生活が制限」されるかされないかを区別する基準は、実に曖昧なことをネット医師対談で知った。
と言うのも、その根拠は全国から無作為に選ばれた男女に「あなたは現在、健康上の問題で日常生活に何か影響はありますか」というアンケート調査実施して、「ない」と答えると「健康」、「ある」と答えると「不健康」とみなして算出したのが、健康寿命となるからです。これだと個人の主観に左右されてしまって曖昧なものとなってしまうと思うのだが。まあどの程度曖昧なるから素人の私には全く解りません。厚労省も説明もしていないみたいです。


 また一方の平均寿命の定義は「0歳における平均余命」で、きちんとした死亡率とかの明確なデータで解ります。
それは、生命表は、ある期間における死亡状況が今後変化しないと仮定したときに、各年齢の者が1年以内に死亡する確率や、平均してあと何年生きられるかという期待値などを、死亡率や平均余命などの指標によって表したものであるであるから。
2019(令和元)年の平均寿命は男性81.41歳、女性87.45歳です。


 そして、この平均寿命と健康寿命を比較し、男性約9年、女性約12年とかを「不健康な期間」を短縮するようなことを推奨しているようだけれども、健康寿命の定義が曖昧であり、個人差もあるならば、この数字を妄信することだけは注意しないといけないと思う。
そもそも生身の人間、ここまでが「健康」で、ここからが「不健康」だと線引きすること自体が難しいように思えますが。

私のようにこの数字をつい鵜呑みし、精神衛生上の悪影響を及ぼす人が少なくなるように、もっと正確に広報してもらいたいと願うばかりである。まあ、そうは言ってもまだ平均寿命はゆっくりと延びるのと思うが、シニアは気分的にゆったり気分で生きたいものだ。


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