60代中盤からの脚筋トレ(その1)
定年後はそれまでの体力の衰えを出来るだけ取り戻すべくウォーキングを中心に意識的に動いていた。近くの公園にはよく出かけていた。
それでもなかなか体力増進するまでには至らなかった。やはり歩くだけの強度では、体力維持が精いっぱいだった。
ならばスロージョギングとやらを組み合わせるウォーキングを試してみた。私のこれまでの経験からも目に見える結果を自覚できるまでには
やはり最低6ヶ月は必要だと思っていたから地道に継続してみた。
そうこうするうちに長男からホノルルマラソンに出たらとの提案があった。有り難いことに勿論、宿泊交通費の支援付きである。
翌月にはスポーツウォッチも買ってもらい夫婦で、まずはジョギング出来る脚力づくりにコツコツと励んだのである。
それはまだ、コロナウィルスが蔓延前の2018年初春のだった。この年の12月のホノルルマラソン大会に出場の申し込み手続きも済ませた。
先ずは10キロ又は1時間動けることを目指していた。何とか初秋頃迄にはと思ってたが、なかなか思うようにはいかずに5ケ月が過ぎてしまった。
それでもなんとか完走でなく完歩は出来るのではという不思議な自信は持てるようにはなった。
しかし、やはり最終目標であるその後の20キロ走り歩き出来る体力増強には程遠いものだった。そして、遂に大会1ケ月前の11月となった。
もう走り込みの時間がないと諦めて、兎に角、これまでの疲労回復することに調整に専念することとした。
もう少し若ければ、もう少し回復力もあるだろうけれども、シニア予備軍の60代半ではもう無理しないことを優先にした。
そして大会当日は、悪戦苦闘の末、何とか完歩完走することができた。その距離は何と43.322kmで8時間14分13秒というマイウォッチ表示だった。その理由は、途中何カ所かのトイレでのコースアウトである。多数のランナーで込み合うトイレでもかなり時間かかったのである。
それでも完歩した後のチキンカレーは、今も鮮明に記憶に残る美味しい味だった。
完走翌日の筋肉疲労は、もう本当に酷いものであったが、不思議なことに時間が経つにつれて、足の筋肉は再生したのでは思えるほどの潜在力を感じた。
また走れるのでは思わせてくれる程のものだった。それが一種のランナーズハイと言われるものかも知れないなと思えた。それでも年が明けて、コロナ禍が本格化してくると大会中止とともに次第にその意気込みも次第に雲散霧消してしまったのである。
しかし、コロナ禍が収束した後にさらに第二弾の「脚習い」が待ち受けていようとはこの時は全く予想だにしていなかった。
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