物は考えよう
今年の夏は何時まで続くだろうかと思う程の猛暑が9月中旬まで続き、日中はなかなか外で動き回ることが出来ない。
私には、自然ウォーキングが肉体的にも精神的にもスッキリとした気分になれるから続けているが。
しかし、先人の人が言う「ものは考えよう」で、上手く時間をずらしたり、日陰コースを歩いたりと工夫している。
思えば一軒家の実家を出て県外の大学と就職してから各地のアパート住まいで転々としていた。そして中年過ぎになってようやく子供の転校問題を考えて自宅マンションを35年ローンで購入したが、ずっと猫の額ほどの庭も畑もないままに定年となった。
その間ずっと各地の住宅周辺のウォーキングをしながら健康維持に努めていた。ウォーキングコース途上に庭のある家を見るたびごとに羨ましくて仕方なかった。
小さな庭や家庭菜園のことがずっと心の底に引っかかっていた。
特に、定年前頃からは、その願望は強まるばかりだったが、まあそういう環境にない定めと自分に言いきかせていた。
そんなことを考えながら今は家のすぐ前の数千本のバラもある公園周辺をよくウォーキングしている時にふと閃いたのである。
自分にはの庭も畑もないが、こんな近くに立派なバラ園や広場や子供公園も併設されてる緑多い公園が、何時でも利用できるのではないかとふと思った。所有せずとも頻繁に利用可能である。そんな幸運に気付いていない自分は、何を見てウォーキングしたのだろうかと・・・。因みにこの公園は、小さな円形古墳があり、古代人も住んでいたと思うと住みやすい立地なのだろうだと思った。
一つのことに凝り固まる考えは、駄目だと改めて思った。特定の考え方に固執してしまい、他の考え方ができないことはよく考えてみると生活の上で多々あるのだ。この際、他のことでも考えてみよう。発想の転換をしてみると如何に自分の頭が、柔軟でなかったのか思い知らされる。
自然を感じならのウォーキングの妙味は、こうした頭の整理、考え方の転換に役立つものだと高い空の秋雲とその下方に夏雲が混在している青空を眺めて、少しばかり汗ばんたが心は軽くなったきた。

« 素晴らしい先達二人に出会った石清水八幡宮 | トップページ | 初めての単身赴任の思い出 »
「日記・コラム・つぶやき」カテゴリの記事
- 10年目にして金銀銅バッジ獲得(2023.10.01)
- 最後の単身赴任(2023.09.30)
- 予想外の単身赴任のこと(2023.09.28)
- 初めての単身赴任の思い出(2023.09.27)
- 物は考えよう(2023.09.16)
コメント