引越しの功罪
最近、引越して思うのがその功罪である。仕事上の転居は止むを得ないとして、部屋の狭さや日当たりや総合的な周辺環境を理由に自発的に転居すると思わぬ苦労する。費用増は当然のことだか数年間で転々とすると文字通り「住所不定」となってしまかねない。
つまり、旧友やかつての仕事仲間から行方不明者となってしまう。勿論、年賀状を貰っている人達には転居通知はがきは出してはいるが、貰った方もついうかっり旧住所への宛先に出してしまうミスもある。
まあ、そろそろ年賀状じまいの連絡も到着し始めたので、その心配も少なくなりつつあるが、ラインでの繋がりで事足りている時代変化もある。
また銀行や生命保険や証券会社とかの住所変更も怠っていると大変ではあるが、これも最近ではネットでの変更登録も可能となっている。
しかし、個人認証のIDやPWを忘れて変更登録に手こずることがある。こうしたことに対応すべく手書きとPCでメモ書きするようになった。
そういった諸々の厄介なことを帳消しにするほどの心機一転の効果もあるから最後は納得してしまう自分がいる。
引越作業もかつては、始めは大変だったけれども慣れれば、多少は要領よくなるものである。
それでも流石に70歳近くともなるとやはり苦痛となってきた。もう、今回で最後だと自らに言い聞かせての今回の転居だった。
しかし現実は、貸主側からは、70歳近くなると家賃保証等の問題で次第に選別されているのが、現状だと思う。
だから、我々夫婦も終の棲家の選定を慎重に考えてのことである。
さあ、もう風に飛ばされる「タンポポ人生」に終わりを告げて、ほっと安堵感に浸っているこの頃である。
なお、2年前に取得したマイナカードを活用して行政諸手続きをワンストップ処理できずに私の転居は終わってしまったのは心残りだった。
最近のコメント