奇妙な夢
定年後に見る夢はどちらかと言えば楽しいものではなかった。現役時代の仕事での失敗や苦労のことばかりが多かった。
そうした時は、起きてからも少し憂鬱な思いを引きずってはいたけれどある時からは、そまあそれも人生の肥やし(未来へのエネルギー)と思い直して、さあこれからだと思うようにした。人は今しか生きられないし、過去にばかり執着することは意味のない話でもある。
そんななか久し振りに自分でも全く意味の解らない夢を見た。夢と言うのは多分に脳の整理か暴走かと思ってはいたのたが、不思議な夢を今でも覚えていた。それは、講義が授業でのこと。講師はこの本を読んでレポートを提出してくださいと言って、終わった。
私はそのかなり厚い本をパラパラと開いてみたが、何語で書いているのかさえ分からず、どういう内容なのかがさっぱり解らなかった。
焦りながらも苦闘とながら暫く読んでみようとしたが、全く理解不能の言語や数字が羅列されていたのだ。もう自分には、理解不能だと諦めて、本をほったらかしにしていた。そうこうして、その後に夢から覚めた。
そうして、暫くたってぼーとして考えていたら、なにやらふと頭に浮かんだ自分なりのぼんやしとした答えが出て来た。
もしかしたらこの本の答えもしくは趣旨は、自分なりに自分の頭で考えなさいというのではないかと思ったのである。そうすると自然に全てがすんなりと先生の意図が解ったような気持ちになったのである。
全く夢というのは奇妙なものではある。八方ふさがりの重苦しい夢でも追いかけられて殺されそうな怖い夢でもないから良いいけれど。
奇妙な夢の続きは、起きてからも不思議と私の頭から離れず、これはこれからの人生は自分の頭で考えなさいということかなあと思ったりもしている。いずれにしても、今現在の私の脳にはそうしたものが蠢いているし、証拠なのかもしれないと思うばかりである。
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