野田元首相の追悼演説に思う
昨夜BSフジテレビのプライムニュースで、野田元首相の国会での安倍首相追悼演説をノーカットで観て、久し振りに心打たるものがあった。
まさに歴史に残る国会での名演説だと私は思った。野田氏の安倍氏への飾らぬ心からの追悼の言葉もさることながら、私は野田氏の首相経験者としての信念からの訴えの言葉に改めて深く感動したのである。
それはとかく、国会議員は党利党略、私利私略と評される程に国民からの信任は低下気味の昨今のあるなか、かつての野田元総理の真摯に国政に取り組む姿勢は私には何故か強く印象に残っていた。それは、最後の党首討論会で、議員定数是正と議員歳費の削減を条件に衆議院解散を決意した当時を思い出させたからである。
現在の政治情勢は昨年の議員定数の是正や文書交通通信費の抜本改正は、されないまま葬り去られたことに対する極度の不信でもある。
まさに、与野党の党派を超えて国会議員に対する信任が地に落ちたままであると私は今も思っている。そんな議員達には、まず自らの姿勢を正してから国政に当たった欲しいと切望するのは私だけではないと思っている。
そうして、この演説では言論の力による民主主義を少しでも前に進めることを改めためて、訴えた野田元首相の言葉に私は心打たれた。
忘れてかけているそうした議員の基本姿勢を改めて、訴えた野田演説に爽やかさとわずかに安心感を得たのである。
全ての国会議員の仕事は、歴史の法廷に立つ立場にあることを常に自覚して職務に当たって欲しいものである。
与野党の党派を超えて、国民の負託に応える仕事を日々して欲しいと願うばかりで、野田氏の演説を機に議員は改めて姿勢を正して職務を全うすることに期待したい。
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