梅雨入り目前の「カエル・コンサート」
私の住まいの周辺は、私鉄沿線で住宅地がかなり密集している所だが、それでも田んぼがほんの一部だけ、今でも
残っている。
例年、新緑の季節も過ぎて、6月初旬の梅雨入り前の頃の夜半過ぎからは、蛙の大合唱が聞こえてくる。
私は深夜の目覚めの時に、この大合唱団のコンサートを聴くと不思議と心落ち着く心境ににるのである。
と言うのも私の郷里である九州の実家の周辺は、三方を水田に囲まれており、少年の頃から蛙の大合唱を聞いていたからだ。
それゆえ、70歳をまじかに控えた身になって聴く「カエル・コンサート」は、毎年、故郷忘れ難しの念が湧いてくる
きっかけとなっている。
深夜、二度目の目覚めでベットの上で聞くカエル合唱をじっくり聴くことは騒音ではなく、むしろ癒しの
メロディーなのである。
いまだ変わらずその鳴き声を聞けば、故郷の記憶が鮮明に蘇り、脳裏には、はるかその昔の田園風景が次から次へと
展開してくるのである。
そして、ファーブルさん宜しく、蛙の鳴き声で一体全体何を伝えあっているのだろうかと推察したりして、
聞き入っているとついにはもう寝付けなくなってしまった。
そうして遂にはベットから起き出して、このブログを書くことにしたのである。 時は既にもうほんのりとした朝焼けの頃になって、ベランダからその少しばかり光る水田を改めて眺めている。
私にとって、この時期のカエルコンサートは、もう完全に季節の風物詩となってしまったいる。
願わくば、来年もこの小さな水田が、宅地化されずに残り、貴重なコンサート会場として残って欲しいと心密かに切に願っている
明け方である。

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