知らなかったシロヴィキとオリガルヒの実態
連日のロシア軍のウクライナ侵略の報道に接し、ウクライナ国民の惨状に本当に心痛みます。
あらめてプーチン独裁政権の恐ろしさと非道さを再認識させられた。これまで何回もオリンピックの年にクリミヤ半島やウクライナ東部二州へのロシア人保護の名目で軍事侵攻も繰り返されてはいたが、今回のウクライナ侵略の非道さはいっそう目を覆いたくなる。いとも簡単に武力による現状変更の強硬策をとるプーチン体制は冷戦時代のままの考えだと思った。
BSテレビ報道によれば、プーチン大統領の周辺には、「シロビィキ」と言われるロシア語で力、武力という集団が存在しているとか。またプーチン氏自体がKGB出身者であり、そういう秘密公安関係者だけで権力周辺や国内体制を固めていること自体恐ろしいこと極まりないのである。
だから、プーチン政権は、すでに完全に恐怖政治となって、誰もプーチンのこの暴走が止められない独裁体制となってしまっている。その明らかな事実が先日の公開映像を観るとさらに確信されて、ただ驚くばかりだった。
また、「オリガルヒ」(ギリシャ語の寡頭制)という今のロシアやかつてのウクライナにも存在する政治的に影響力を有する数人の新興財閥の存在の大きさを知ってさらに驚いたのである。
しかし、この独裁政権寄りの大企業集団の一部も今後はどのように変貌するかも注目して行きたい。既に一部はロンドン等に退避しているとか報道もある。
欧米を初めてとして世界各国の経済制裁で包囲しても停戦までには、まだ数ヶ月単位以上の時間が必要だと言われているが、国内の情報統制を再強化しているからプーチン体制の崩壊にも相当な時間がかかるかも知れない。今回ほど生々しいロシア外交の舞台裏が報道に多く出て来る場面にでくわしたことはない。
日本にも経済制裁での様々な対抗措置が今後続くことが予想され、経済も含めてかなり大きな余波が出てくると想定されている。
そのこと自体はウクライナ国民のことを考えれば、甘受すべきだと思う。と言うのも今回のウクライナでの武力による現状変更は、全く対岸の火事では済まされないはずだとようやく日本人も切実に感じ、今後の東アジア安全保障についても考えていかないと思うからだ。祖国の平和を必死で求めていくウクライナ人の姿は私に強烈な衝撃を与えた。
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