ミクロもマクロも過去も未来にも巡らせて
先日の17日に日銀が発表した資金循環統計によると、本年6月末時点の個人(家計部門)の金融資産残高は前年同月末比6.3%増の1992兆円となり、過去最高となったとのことである。昨年12月末時点では1948兆円だからわずか半年で44兆円も増加していることになる。
現預金も投資信託も過去最高を更新しているとか。コロナ禍でも株価は上昇して、旅行観光や飲食等の個人消費も抑えられているなかでの現実だ。コロナ禍で行き場を失ったお金は所謂、「強制貯金」と言われて、かなり蓄積しているのである。
航空や鉄道等の交通機関やホテル観光業界は、以来ずっと営業収入の大幅ダウン傾向で、借入金も増大している。他方、コロナ禍で業績拡大しいる企業もあり二極化している。
今は低迷している企業も、来年にはワクチンや経口抗ウィルス薬が普及して、コロナ収束できるものとは信じてはいるが、まだもう少しだけ先の話ではある。
そして、この蓄積された巨大な資金は来年どこに向かうのだろうかと考えてみるのも頭の体操になる。
個人消費の行方は、いつ頃には一体どうなるのかを考えている。私もコロナ禍が収束すれば、今までずっと控えていた国内旅行に少しは行ってみたい願望は強い。そうしたマクロ経済の話を夢想するだけで、今は楽しいのである。
今までの巣籠で、ウィルスと言うミクロの世界ばかりを考えて、恐れ慄いていた。時には大空を見上げては精神バランスをとってはいたものの、それは束の間の世界の話であったから。
実際に少しは開放された自由な世界で夢想は、楽しい限りである。それは、丁度、新車を買う前の車種の選定とか定年退職前の頃に似ているが。
そして、実際にその時が来た時が来てしまうと、意外にあまりワクワクはしない結果となっているのが、通例ではある。
いずれにしても過去も未来もミクロもマクロにも考えること自体に楽しみを持っていることに幸せを感じている現在に感謝である。

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