「おあいそ」も今は昔となりにけり
気が付けば、コロナ禍での世の変化は驚くばかりだ。先日もとある回転寿司店に妻と出掛けてみて、また変化していたのに感心した。
入店すれば、まず端末はに座席予約するので、店員とは非接触となっている。
指定された座席テーブルに着ての注文は、備え付けのタブレット端末から全て行う。コロナ禍前でも回転レーンには流れる寿司の小皿の数は時間帯にもよるが、少しずつ減少傾向にあったようだが、コロナ禍でもうすっかり様相が変化している。もうほとんど流れていないのである。
つまり、大多数の客は、タブレットで個別注文しているから流す必要はないかも。それでも多分、タブレット使ったことのない高齢者夫婦は、苦労するだろう。その際は、店員のサポートはされてはいるようだ。兎に角、一連の流れが、人との接触機会が限りなくなくなっている。
以前は、赤だし汁物とかは、店員が個別に運んでいたものであるが。それも今は流れて来る。そして、食べ終えると寿司皿は、所定の小皿投入口に入れるだけで、料金計算の結果がタブレットに表示されるのである。
お客は、座席番号のバーコードを印刷された票をもって、出入口近くの料金支払い所で、座席番号のバーコードスキャンをし、支払いもスマホの〇〇ペイ等での電子決済方式となっている。したがって、入店してから店員さんとの接触は全くゼロでOKなのである。
昭和20年代の最後の生まれの私には、寿司店を出る時には、「へい、おあいそ」という掛け声が響いてるのが当たり前だったのだ。
そもそも「お愛想」という言葉すらもう死語と化している令和のコロナ禍の時代なのである。
あの頃からすれば、まさに隔世の感あり。しかし、それも単に私が老年期になったという現実を受け入れていないだけなのかも知れない。
まあ、これは寿回転司店に限った話でもなく、各種のファーストフード店では、もうごく普通の景色なのではある。
そのうちに備え付けのタブレットではなくて、各個人のスマホにダウロードした各店のアプリから各人が注文する日も近いだろう。
コロナ禍でねこれまでにない様々な自販機もさらに普及したり、テイクアウトの拡大も時代の流れなのだろう。
ポストコロナ時代が来てもこの現象は、止まらないとは思うが、ハイテク・デジタル化も便利な一面もあろうが、ささやかなハイタッチの良さも
きっと残るはずだとシニア世代の私は思っているのたが。
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