新型コロナウィルスの正体を知ってから
「彼を知り己を知れば百戦危うからず」とは、孫子の有名な兵法であるが、新型コロナという見えない大敵について、以前から科学的な興味を覚えていた。そして今年の2月にはもう全てのゲノム(遺伝体)解析が完了して、公表されていたことを最近マスコミ報道等で知った。
SARS―Cov2は、リボ核酸(RNA)と呼ばれる遺伝物質約3万個で構成されたゲノムを有するものだと。
ということは、この遺伝子の解析が完了した時からには、次の特定のタンパク質の活性化を中和する抗体の開発競争は開始されていたことになる。
私も初めて知ったことなのだが、一般によく知られているワクチンは、ウィルスに感染した場合に多種類の抗体出来るのだけれど、病原性を抑止できる有効な抗体が中和抗体なのである。つまり、最も大事な抗体ということになる。
だから、ワクチン開発では、それが有効な中和抗体を導くかどうかがキーポイントになるために安全性検証 と合わせて開発に時間がかかっているということらしい。今後は私も単一で混じりっ気のない「モノクローナル抗体」なるものの開発動向にも注視したいと思っている。
そして、現在日本で流行して新型コロナウィルスの正体は、ウィルスの表面にある突起であるSpikeタンパクの614番目のアミノ酸残基が、アスパラギン酸(D)からグリシン(G)に置き換わる変異をした「D614G変異株」だとか。そして東大医科学研究所の11月13日発表によれば、「野生種に比べて、飛沫感染伝播しやすいことがハムスターモデルで明らかになった。」とのことです。高い増殖効率と感染伝播力が、野生種よりも強まっているということらしいです。
と言うことで、目に見えない電子顕微鏡の世界の手ごわい敵に対抗するための私の感染防止対策は、これまでマスクの飛沫感染主導になっているような感なので、今後は接触感染とりわけアルコール消毒と手の使い方にもっと細心の注意を払おうと認識を改めたのである。


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