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2020年8月 1日

新型コロナワクチンの供給合意で一体どう変わる?

 昨日、厚労省が米ファイザー製薬と新型コロナワクチンを来年6月末までに、6000万人(1億2000万回分)の供給の基本合意に達したと発表した。かねてから厚労省が海外メーカーとの交渉を進めていたようだが、今後のコロナ感染は、一体どうなるのだろうか。

この合意されたファイザーのmRNAワクチンは、先月から3万人を対象とした大規模な後期臨床試験を開始しているようだ。
このメッセンジャーRNAワクチンは、従来のワクチンを弱毒化や無毒化する種類のものではなく、タンパク質を作る役割の「mRNA」をワクチンに使い、体内の細胞に抗原タンパク質を作らせ、免疫を獲得するという新しい仕組みのものであるようだ。
なお、感染予防のためには一人2回の接種が必要だとか。

また、従来のワクチンと比べて、不活性化ウイルスを作り培養する必要がないので、開発、製造時間を大幅に短縮でき、さらに、mRNAは基本的にどのようなタンパク質も作ることができて、ウイルス変異で標的とする抗原が変わっても迅速に対応できるという多くの利点もある。

通常の遺伝子治療のように核内に入れる必要がないので、ゲノム(遺伝情報の総体)が変異することもなく安全性が高いと言われている。
しかし、新しいワクチンであるがゆえのリスクもあると言われている。
やはり、日本人での接種実績の面でももう少し時間が必要なのかもしれない。

厚労省は、ファイザー以外の製薬メーカーとも協議を進めているようであるが、果たして来年6月までに予定通り供給確保されて、その後の新型コロナ環境へは、どのよう影響を及ぼすものだろうか。そして、果たして東京オリンピックの開催(?)にどの程度貢献できるものなのだろうか?

 しかし、今はまずに、今冬の第3波での向けての法的準備や検査拡充や医療施設での広範な対応準備に政府各県が一丸となって、兎に角着実に進めて欲しいと念願しているのである。

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