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2020年5月 4日

コロナ第3波への備えは大丈夫なのだろうか?

 緊急事態宣言が5月末までの延長となった。当然のことで止む得ないことだろうと大部分の国民は思っているだろう。
また5月中旬には、状況によっては途中解除もあり得るとか報道されている。しかし、解除のための条件も未だ国民にはよく解らずじまいだ。

2ケ月足らずの自粛の効果で、一定程度の感染率の低下と夏と言う季節性のわずかな追い風とが功を奏して、収束気味になったとしても楽観はできないのが、この新型コロナウィルスの厄介なものだと思っている。秋には第三波がやって来ることが不可避だと言われているからだ。

色々な課題もあると思う。まずは、PCR検査数の増加体制の環境整備である。それから軽症患者のホテル等の施設の確保である。 

そして、なによりも有効な既存の治療薬(軽中症者用のアビガン等)の安定供給の確保(国内生産体制の確立と生産スピード)である。

それから私が恐れるのは、秋頃に勃発するであろう第3波のコロナ感染拡大時までに、上記の3条件が確実に整備されていない事態である。
民間の検査機関の利活用が進まず、軽症患者の入る施設の十分な部屋数の確保もできずに、またぞろ医療崩壊の再来となる事態である。

そして、最後に重症者対策のレムデシビルや軽症時のアビガンの十二分に確保されて、末端の病院に普及していないことである。
そうした事態で第3波に突入すれば、安全安心は望むべくもないと思っているのである。

確かに、先日既にシムデシビルは米国で使用承認となり、日本でも5月中には特例承認とはなる見込みだが、果たしてアメリカから十分な量が輸入確保できるのだろうかか心配なのである。

アビガンにしても、第三治験の関係で当初は7月頃承認の予定だったが、首相は5月中の薬事承認を目指すと言明しているものの、肝心の製造原料のマロン酸ジエチルは、実はこれまでは安価な中国からの輸入に依存していたのであるが。今後はやはり安定的供給のためには、国内で生産確保すべく、数年前に採算上から休止していた新潟県内の採集工場を5月末から再開予定となっているが。そして今年度末に予定通り200万人分が確保できて、国内の身近な病院にも配布されるだろうかと老婆心ながら心配なのである。

有効な治療薬が、実際に多くの感染者に使えないとなれば、またさらに長い自粛と忍耐の日々やって来る筈だから。
今秋までの数ヶ月間の貴重な準備期間を無駄にしないように政府や関係行政機関には切にお願いしたい。

 

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