初ホノルルマラソンの悪戦苦闘記(その1・スタートから10キロ)
現地時間の12月8日のまだ暗い早朝5時にそれはスタートした。恒例の花火は何故かかなり遅れての歓迎だった。
ぞろぞろと動き出す3万人ほどの大群衆が各人申告の完走時間で区分されたカラーゾーンからゆっくりと動きだした。
7時間組の紫色ゾーンの私は最後尾の8時間組の黄色ゾーンの一つ前。だから、本当のスタートラインまでは約1キロ足らず後方の地点である。
兎に角、このマラソンはトップランナーからピクニック感覚で歩き通す人や仮装して走る人もいたりしてお祭り的な色彩が強いのがほんと 肌で感じられた。
私はと言えば、シニア初心者で初マラソン挑戦者でもあるので、おっかにびっくりに歩き出して兎も角にもスタートした。
あたりはまだまだ暗くて、沿道の照明をたよりにのろのろと歩き進んで行く。30分ほど歩いたり、肌寒い少しゆっくり走ったりしていると汗ばんで来た。
でもまだ先は長いし、まだうす暗いダウンタウン地点だからもう少しウォーミングアップしてからでも十分と思い歩いているとトイレに行きたくなった。
というのも熱中症予防にと早朝から水分補給を十二分したためと肌寒いのと体を動かしだしたため尿意を感じ始めたのである。
これは少しまずいかもとは思いつつも、そのうち数キロ先には公園トイレもあるから大丈夫だと言い聞かせて進んでいく。
約15分位進んでいくも急に強い尿意にパニクッてしまった。早く走ることも出来ず、そろそろと行くとやっとスタート地点のアラモアナ公園トイレにコース外れて駆け込込んだ。
しかし、これだけの多数の参加人数であるからして、トイレ設置数も30個近くあるとは言え、簡易トイレの前にも待機中の人だかりを見て、 ふとまた不安がよぎったが、何とか用を済ませることが出来たのでホッとした。
私にとっての本当のレーススタートが始まったという思いであった。
そして、初めての給水ポイントでは、ほんの少しだけ口を潤す程度で通過して行った。
沿道には7キロ過ぎるカラカウア通り付近から観客もやや多くなったように感じられ、大会参加した気分に初めて浸ることができた。
見慣れたワイキキビーチ近くの中心道を進んでいくとゴール地点であるカピオラニ(王妃)公園の横が10キロ地点である。さあ、あと32キロだと頭の隅によぎるが、まだ陽は昇っていない。あのダイヤモンドヘッドで海からの昇る日の出を拝めるだろうか。
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