初ホノマラ悪戦苦闘記(その5・40キロからゴール)
ついに最後の2.195キロを残すのみとなった。最後であるだけ、当然のことながらこれが意外と長く感じた。ダイヤモンドヘッドを右手に左手に青い南国の海を見ながらの緩やかに上り坂を進んで行く。
栄光のゴールを夢想して、フィニッシュはすぐそこだとは思っても長い道のりだ。両足がそう感じていると言ってるようだった。
沿道の声援もまばらではあるが、心強くなる瞬間であった。もうすぐもうすぐそこと思いながら下り坂をゆっくり進んで行った。
カピオラニ公園が前方に見えてもまだ1マイル(1.6キロ)ある。公園に入っての直線も遥か遠くてフィニッシュのラインの横断幕なんて見えやしない。800m超あると事前に知らされていた。だからラストスパートなんてしないほうが良いとのことだった。
私はと言えば、一気にラストスパーする元気もなくいつものペースより気持ちほんの少しだけ挙げて、両手を横に広げてのポーズで緩やかにゴールラインを通過した。
その瞬間やったー。ついに完歩完走した気分は不思議なものだった。高揚感のためか不思議と疲れは感じなかった。
レイと大きなフィニッシャーメダルを首にかけてもらった。32キロ付近から妻がサングラスを拾ってあげた縁で埼玉の女性ランナーと一緒でのゴールだった。実はこの三人でのトーキング・ウォーキング・ジョギングのおかけで苦痛なくなんとかゴール出来たのである。
不思議な縁である。スマホの持参してない私たちは、その道連れの女性ランナーのスマホカメラでゴール後の写真を撮ってもらったのである。後から考えれば、これが一番の思い出の記念写真となっていた。
ゴール後に旅行会社のテントで食べたチキンカレーが美味しくて、今でも忘れないものとなっている。
そうしているうちに、ふと我に返ると足のマメや太腿の筋肉疲労感がどっと出たのを思い出した。
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