定年後は「貯金」よりも「貯筋」
約39年間の勤労生活の間、とりわけ55歳から5年間は、より困難な管理職へとなってから精神的・体力的に一番疲労困憊の続いた苦しい時期でだった。下顎の全インプラント手術も受けたり、大腸憩室症で出血し入院後は原因不明の腰痛に悩まされ続けた日々だったことが思い出される。
そうして何とか定年退職の日を迎えられたが、生活の大きな変化で落ち着つかいない日々。まだ無年金のため週4日のアルバイトをは続けていたが、相変わらずまだ少し腰痛は続いていた。
そのために近くの公園や川沿いの道をウォーキングしていた。隠れ肥満で高脂血症のため、現役時代から定期的に病院に通いながら薬も飲み続けていた。定年退職して時間的にはゆとりはでき、人間関係のストレスもなくなった。これかはからは、もっと積極的に運動してみようかと考えてはいた。
だが、長年の不規則な生活習慣で衰えた老体は、ウォーキング程度では、すぐには回復せずにいた。
そんななか、あるテレビ番組で60代からでも3ケ月もあれば、適度な筋トレで筋肉強化できるとしきりに放送されていた。
適度な筋肉トレの継続とアミノ酸を摂取しながら、人間の主要な骨格筋肉である脚腰を中心として鍛えてみようと考え始め、近くのジムにも通うようになった。
調べてみると筋肉には、速筋と遅筋という二種類があり、瞬発力の速筋は年齢とともに衰えてはいくが、持久力の遅筋は高齢になっても衰えにくく、また鍛えられるものらしい。
最初の一ケ月は、張り切って、筋肉痛に悩まされていたが、3ケ月過ぎるころから確かにかすかな兆候を感じてきた。弛んでいた腹回りの筋肉もやや落ち着いてきた。それでもまだまだ、ひき締まった感はないが、腕や脚はかなり締まって感じで効果がで始めてきた。
そのせいか次第にではあるが、腰痛も改善、隠れ内臓脂肪も減少してきたのである。それならば、もう少し続けてみようと思い、なんとかやっと一年経過してみると定年直前の腰痛はほとんどなくなっていた。
そうするうちに次は、ホノルルマラソン参加への目標が次第に見えてきたのである。
よく老後で大事なのは、「お金、健康、生きがい」の三要素だと言われているが、すべては基礎は健康であり、最優先だと再認識した。
高齢社会では、まずは健康な体で働いていれば、お金と生きがいにも繫がる好循環となるはずだから。
その為にも少しずつ適度に筋肉を動かし、動ける体を維持していく習慣をこれからも続けてみようと思う日々である。
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