インプラントへの苦い思い出(その3)
数か月の準備期間を経て、遂にその日となった。手術したくはないけれど受けなければ後半生がしぼんでしまうようなインプラント手術を数年前に遂に受けました。
午後1時半からなんと5時半過ぎまでの長時間のオペでしたから助手の歯科衛生士の女性も立ち疲れで腰が痛そうな悲鳴(?)をオペ中にききました。私も顎を開くのが、もうホントに嫌になるほどの長時間でしたね。オペの途中で当然ながらトイレ休憩も一回ありました。
下顎骨に右側に3個、左側に3個の穴を特殊ドリルで開ける瞬間は右サイドはややガリガリという感じで始まったが、左サイドは何故かガツガツという感じで始まった。私の顎骨が固いのか、何故か痛みみたいに感じましたね。
それでも、当然麻酔は歯茎の内外側で合計8回は、注射していたので、どうやら右側の方の神経が過敏だったのでしょうかね。
「フィクスチャー」というチタンのパイルをねじ込む前処理のドリルは、最初が荒いガリガリという音でだったのが、次の段階では精密なドリルでウィーンという音がして、きちんと削ってから埋め込んでいくような感じでしたね。
当然ながら私は、目隠しして手術を受けてましたからよくは解りませんでたが、緊張時の頭での感触はそう感じました。
ドリルの次は、特殊トルクレンチでさらに金属ネジ締め込んでるような風でした。局部麻酔だけなので、歯科医達のかすかな話声で解りました。
私の場合、2本抜歯のあとは歯茎の縫合ですが下顎のほぼ全周で、推測では5ミリ位の間隔で20数回位は縫っているような感覚でした。
それはもう嫌と言うほど長い縫合の連続時間でしたね。
というわけで、その日の夕食はほんの少しの豆腐しか食べられませんでした。というよりもあまり食欲もなかったような感じでした。
かなり痛みもあるので痛止と化膿止薬は飲まないといけませんので一応食事したという訳です。
ホントやれやれ終わったという感じの長-い長いオペの一日でした。
これ以上思い出しても楽しい事ではないので、あまり長くはリアルに書き続けるのは止めることにします。
さらにまた、楽しくないのは、この手術費2百万円近いの大金支払いですが、これまで新車買うための貯金は全てはたいても足りず、追加借金での支払い何とかやっとでした。
ということなので、つまりは、私の口の中には「幻の新車」が一台入っているのことになる訳でもあるです。
でもまあ、ものは何でも考えようです。これで暫くはといより生涯安心して美味しく噛めることになるんだと思い直し、そして元気に働いて稼いで返済すれば良いんだと自分に言い聞かせました次第です。
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