インプラントへの苦い思い出(その2)
インプラント手術へのr数か月間の道のりは、私の場合は、結構長かったという印象だった。
つまり、事前の周到な準備期間が必要だったからだ。
その一つの大きな要因が、私の下顎骨の状態だ。骨密度と容積の問題のようだった。
歯科医の先生も相当な難問に悩んでいたらしくて、数か月間かけて、研究とシュミュレーションを繰り返し行っていた様子だった。下顎骨にフィクスチャーと呼ばれる、チタン製の固定する小さなネジをどの位置にどの角度にどれくらいの深さに埋め込むかが、極めて重要なようなのだが、なんせ私の細い山の尾根道のような下顎骨にはその適切なポイントが少ないと嘆いていたのを覚えている。外国人のようなしっかりとした顎骨ならば、簡単なことなのだらしいけれども、ただでさえ、小さい私の顎骨にどのように埋め込むのか思案しあぐねていたようだ。
それでも、何とかネジの太さと長さと角度を計算して、下顎の画像と睨みあいながら、周到なシュミュレーションを行っていた。通常ならば、4本のネジで支えるのだが、私の場合は6本で支える方法をとらざるを得なかったのだ。
そして、遂に、6本のネジを埋め込むインプラント構想が完成したとの連絡があった。
私の厄介なインプラントは、その歯科医の先生もこれまでの経験したなかでもトップ3だと言われるものだったそうだ。
次回は、その手術の時の私のリアルな苦闘を少し思い出して、書いてみようと思う。

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